JCとの援交

今から20年ほど前、ちょうど社会人2年目くらいの話だ。
当時、僕は。リアルの友人から紹介されたインターネットの某ゲームにハマっていた。
ゲームそのものも面白かったのだが、それよりも集っている人たちとのコミュニティーが心地よかったのだ。
皆、ハンドルネームで身元も年齢もわからない。本人が言わない限りは性別さえわからない。だが、余計なバックボーンを感じず、それがまたよかったのかもしれない。
僕と友人は、ゲームの中で自ら創作したキャラクターで、夜な夜なチャットを楽しんでいたものだ。
やがて、誰ともなしにオフ会をやろう、という話になった。当然に行きつく流れである。
プライベートでは地味な僕は、ネットと現実のギャップで皆をがっかりさせるのではないかと躊躇したが、友人の強い後押しもあり、一緒に参加することにした。
もっとも、危惧以上にこの人たちに会ってみたいというワクワク感の方が強かったのだ。
そして、時間と都合の合う10人くらいが、幹事の号令の下に都内の居酒屋に集った。
男だと思っていたやつがきれいなお姉さんだったり、またはその逆だったり、結構なおっさんもいたり、ギャップさえもネタになる面白いオフ会になった。
その中で、ひとり気になる女の子がいた。真っ白のワンピースを着た絵本から抜け出てきたようなかわいい女の子である。何と彼女はJCだった。
そして、彼女が、実は僕がネット上で一番仲の良かった子であることを友人から教えてもらった。
JC 援助交際
僕が勇気を出して挨拶すると、彼女はリアルでの僕との出会いを素直にシェイクハンドしながら喜んでくれた。
しかし、年齢を知らなかったとはいえ、JCを居酒屋へ連れ込んでいることはまずい。更にこうして手を握り合っているなんて、今で言うJCとの援交ではないか。
ただ、話をしているうちに、僕は複雑な気持ちを抱きながらも、彼女に心が傾いていく自分もまた感じていた。しかし、相手はJCなのだ。
僕の悩みを察した友人が「あと10年もすれば彼女も立派な大人になるんだから」と、僕の背中を後押ししてくれた。
こうして、僕たちは付き合い始めた。JCとの援交ではない、清く正しい交際だ。彼女が成人して、僕の気持ちが変わらなければプロポーズさえありだろうと思った。
それから20年、僕は未だに独身のままだ。
ちなみに、その彼女は、僕を後押ししてくれた友人の奥さんになっている。友人は、あんなことを言っておきながら、裏ではちゃっかり彼女と援交していたらしい。
そして、今、僕は、あの時に援交しておけばよかったなあ、と思いながら、出会いサイトでJCとの援交をしている日々である。
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